ひと足お先に…2

 本日はバリー・メイソンとレス・リードが作曲、武満徹が編曲したギターソロの「ラスト・ワルツ」です。

 1983年、武満はパリのバー「アスコット」にてギタリスト鈴木一郎に対して何か一曲プレゼントしようと申し出ました。バーは間もなく閉店の時間。アスコットでは閉店を告げる店内音楽は決まって「ラスト・ワルツ」であり、鈴木がこの曲を所望すると、バーでのやりとりから数時間後の翌朝11時には、約束通りホテルのフロントにギター用に編曲した楽譜が預けられていたというエピソードがあります。

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