フィリアホールホワイエにて

先日、愉音(ゆおん)という団体がおおくりする「0歳からのバリアフリーコンサート」にて、朝から夜まで3公演に出演させていただきました。(夜は大人の方のみでした。)

同じウィーンに留学していたヴァイオリンの松本紘佳さんとのデュオやそれぞれのソロも、小さいお子さんがマットの上でハイハイする目の前で披露させていただきました。

演奏しながらさまざまに反応してくれる子供たち。目をまんまるにして奏者の手を見つめたり、曲に合わせて飛び跳ねてくれる子、手を叩いてリズムを取ろうとする子。泣き出してしまう子。純粋に反応してくれることが本当に嬉しかったです。
私は音楽家なので聴覚を刺激する表現者として、視覚であれば映像技術者、味覚であれば料理人、嗅覚であれば香水師など…。人の感覚になにかを訴える職業を身近に見ておくことで子供の感性はきっと磨かれるのでしょう。特別なことではなく、街なかの焼鳥屋さんの職人技を見ているだけでもその手捌きは芸術です。鼻では秘伝のタレと炭火の良い匂い、耳では炭がハジける音、うちわで風を送るリズム。いろんな「きっかけ」が隠れています。(ちなみに最近タコ焼き機を頂戴したのでひたすらタコ焼いてます)
なにもないところに感動を見出し、得意な方法で表現する。それが表現者であり、見過ごしてしまうような小さな感動をいかに繊細なアンテナで発見するか。いかに普段からそして感受性がより豊かな小さい頃からアンテナを磨いているかが大切なのではないでしょうか。(私自身は10歳から音楽を始めたのですが…)

子供たちが身近に音楽を感じる機会がもっと増えていくといいな。

それはそうと、みんなこの暗黒時代を乗り越えて健やかに育っていきますように。

 

これまた別の話ですが開成高校音楽室には今時おそらくめずらしく50本以上のクラシックギターが良い状態で音楽室に並んでいます。こちらの素晴らしい環境も最大限利用して今後も「よろこび」をもって指導していきたいです。

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