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【楽器紹介】アントニオ マリン モンテロ 2008

私が最も長く弾く Antonio Marin Montero はスペインのグラナダの工房で作られました。
製作家ごとに音色の違う「楽器」。高音が輝かしいものや低音が朗々と歌えるもの。楽器によって個性は様々です。

アントニオ マリン (2008) はスペインらしい華やかな高音がありつつ、フランスの名工ブーシェの影響も受けて、低音になんとも言えない粘りがあります。
この楽器だから私は今のようなタッチをしているのかもしれないし、逆に私のタッチで弾き続けた結果今のような響きが出来上がったのかはわかりません。おそらくどちらも正しいのでしょう。

もはやなくてはならない存在になりました。
もちろん調整時や、アンサンブルのバランスが取れない時、弾く曲によっては違う楽器を弾くこともありますが、最も長く側にいてとても信頼するパートナーとしてはこの楽器をまず挙げます。

左手

滾る演奏をしたいがあまり、力を入れる方向に進みすぎたのでしょう。左手の「握り過ぎ」問題に改善の余地がありそうです。フレットの減りが激しい理由の一つだとも言えるでしょう。

力を抜く、しかし入れるところで入れる。まずはここから見直していきます。こういう改善の様子も公開するために、奏者視点の映像を撮りたいな…。

留学中のレッスンの写真。Alvaro Pierri 先生、もう一度会いたいです。

ネックの調整

そろそろフレットの打ち替え、ネック裏の塗装などのメンテナンスが必要になってきました。これまでも何度も塗り直しています。

前回の調整からだいぶ時間が経ち、各所の摩耗が激しいです。

かなりの時間ずっと弾いているので少し表面版を休めてあげたいですね。一定期間休めた後の音って違うんです。

シューマン – 献呈

Robert Schumann – ‘Die Widmung’ aus  MyrthenOp.25

 ロベルト・シューマンはこの「献呈」を含む歌曲集《ミルテの花》Op.25 を自らの結婚に際して最愛の妻となるクララ・シューマンに捧げました。

 偉大なシューマンと自分を並べるつもりはないのですが、私は2020年に入籍し、ギタリスト&ピアニストの音楽家夫婦となりました。世界情勢の落ち着きを待つうちにお知らせする機会を完全に失っておりました。

 二人で全力で音楽と向き合って参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

岡本拓也

オーガスティン パラゴン

ギターライフの大半はフランスのサバレス社製の弦を使用してきましたが、今回はアメリカのオーガスティン社製の比較的最近発売されたシリーズ、パラゴンをお試し。

大切なのは指先から弦が離れる瞬間の感覚、そして楽器との相性です。レビューはまた改めて。

歩み続けること

東京文化会館でのコンサートから1週間が過ぎました。

身体は回復し、次の曲とも向き合っていました。

音楽界で歩み続ける先輩とお話しできる機会があり、刺激をいただき、心新たに次に進むことができそうです。
常に考え続けること、好きであればそれができるし、コツコツと音楽にかけてきた時間や経験は後の財産になる。誰にも奪えないものです。
いつも「歌い方」や「呼吸の深さ」を意識しながら生活するようになりました。音楽にそれが常に100%反映されるようになるには、意識だけではなくて身体の鍛錬も必要です。

心技体の向上を目指して。

東京文化会館にて

昨日お越しくださった皆様、昨日のために応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

自分が音楽と共に生きて行けること、音楽を愛し続けられる今の環境をただただ、ありがたく思います。

ニコラス アーノンクールは「満足した時点でその人のキャリアは成長を終える」という言葉を遺しました。もっと磨かなくてはならない。一層精進いたします。

今回のプログラムは映像として作品にしていこうと思います。公開の際にはお知らせします。

等身大パネル写真をSNSでシェアしてくださった皆様、ありがとうございました!昨日帰宅してからぼーっと考えていたところ、大萩康司さんが昔等身大パネルになっていたような記憶が朧げに蘇ってきました。もしそれが本当ならトークでお話ししたように「初めて」の試みでは無いことになります…🙇‍♂️しかしながらふと思い立ってコロナ対策も含めパネルを作成できて良い経験になりました。現在、このあとの使い道を考えています (笑)

コンサートの実現に向けて尽力してくださった新演コンサート、輸入ピアノドットコムの皆様、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。