モデラート

12歳の冬、初めてステージで弾いた曲はモデラートという曲でした。作曲家は…今すぐには思い出せそうにありません。

ふと練習の合間に思い出しながら弾いてみると、不思議なことに忘れていたギターへのさまざまな強い気持ちがいまいちど湧いてきました。

熱が冷めていたわけではありません。ただ、大学を終えて帰国して生活の糧として音楽と接しているうちに、いつの間にか大切な気持ちを忘れていたようです。

これです。この気持ちです。ギターの細部をまじまじと眺めるのが楽しい。音を出しながら爪を調整するのが楽しい。そして妥協したくない。

コロナで情報の波にのまれて、どうすればうまく電波に乗るのか、うまく注目されるのか、そんなことばかり考えるようになっていたのかもしれません。

いいや、あれこれ考えずにギター弾こう。

今日はサドルとナットを再びカーボンにしました。三菱鉛筆が試作したものです。現段階では商品化されていませんが、久しぶりにセットしてみたところ前よりも良い感じです。