19世紀ギターの修理4

奥清秀さんからメールが届きました。指板の製作中です。今回、ただまっすぐな指板を貼り付けるのとは違って、変更の効かないネックの取り付け角度を補う指板の取り付け作業なので弦高の調整をしながら指板の厚さを整えるのは大変だっただろうと思います…。ありがたいです。

たのしみです!

19世紀ギターの修理2

今回修復に出したギター。
作業内容を大きくまとめると指板を全て剥がし新しいものにするというものです。
写真を見てもらうとわかると思うのですが、12フレットを境に右側は指板が古く、左側は割と新しいのです。

これはどういうことか。
おそらく、一度何らかの理由で12フレットのところで切断されネックそのものが取り替えられたということでしょう。つまり現在指板はネックに乗っている部分と表面板に乗っている部分の2枚に分かれています。その影響でネックの強度が落ち経年により角度がきつくなってしまったと思われます。

製作家の奥清秀さんとは数時間にわたって修復の内容を話し合い、数ある選択肢の中から最善の方法を選んでいただきました。オリジナルの要素をしっかりと残しつつ、しかしながら演奏家のヘビーユーズにも耐えられるように。

ちなみに表面板の状態はとても良く、深いタッチで弦を掬うと古楽器とは思えないほどのパワーで鳴ってくれます。

帰りが楽しみです。

 

19世紀ギターの修理1